本や漫画が好きで購入していたら「収納が大変」「在庫がない」といった問題を感じたことはありませんか?
これら問題を解決するのがKindle PaperWhiteですが、紙に慣れていると購入をためらってしまうものです。
そこでKindle PaperWhiteをもつ筆者が、メリットやデメリット、使用感、他のキンドルとの比較を丁寧にレビューします。
目次
Kindle PaperWhiteとは?
(出典:https://www.amazon.co.jp/)
あらためてKindleとは、電子書籍専用端末と呼ばれるデバイスの一つです。
紙の本や雑誌・マンガを購入する代わりにデータを端末にダウンロードし、画面を指でスライドして読むことができます。
端末1台に何百~何千もの書籍をダウンロードして収納し、どこでも読めるスタイルは紙の本にはないメリットがあります。
筆者が感じる8つのメリットは後ほどご紹介しますが、紙の本と組み合わせるとかなり重宝します。
Kindle端末の種類は主に3種類
Kindleは3種類の製品ラインアップがあり、 Kindle PaperWhiteはその中の一つです。
結論からすると「Kindle PaperWhite」が一番おすすめですが、それぞれの特徴をご紹介します。
- Kindle:8,980円
- Kindle PaperWhite:3,980円
- Kindle Oasis:40,980円
Kindle(キンドル)
・値段が最も安い
・小説以外は読みにくい
・容量は8GBのみ
Kindleは最も安く8,980円の設定。エントリーモデルです。
・画面の解像度は167dpiと高くない Kindle はスマホと異なり、より紙の質感に模した画面表示を可能とする、e-inkという仕様を採用しています。
しかし、解像度が低いとドット感が出るため、小説以外は読みにくい傾向があります。
また、内蔵ライトがないので暗い場所では読みづらいと言えます。
Kindle PaperWhite(キンドルペーパーホワイト)
・選べる容量とネットワ―ク
・画像の解像度はキンドルの倍あり漫画も対応
・暗い場所でも読める
・色調調整も可能
・防水機能あり
Kindle PaperWhiteは、容量とネットワークに応じて3つのモデルから選択可能であり、それぞれ料金が異なります。
- Kindle Paperwhite wifi 8GB (13,980円)
- Kindle Paperwhite wifi 32GB (17,980円)
- Wi-fi+4G+32GB(22,980円)
紙の本も買いつつ、キンドルで補足的に購入するという場合は「Wi-fi+8GB」の選択で問題なく、8GBモデルが断トツで売れています。
- 8GB 通常の書籍 ⇒ 約 100~350 冊、漫画70冊。
- 32GB 通常の書籍 ⇒ 約 440~1700 冊、漫画310冊。
読書・漫画が好きでキンドルでも沢山買う予定があれば、32GBにしておきましょう。
画面の解像度はKindleの倍
Kindle PaperWhiteの解像度は300dpiと十分な性能があり、Kindleでは読みづらいマンガなども快適に表示されます。
また、LED内臓ライトを5つ搭載し、暗い場所でも読むことが可能。
直接目を照らさないフロントライト方式を採用して目に優しく、色調調整も可能です。
防水機能も備わり、お風呂などで読書をしたいニーズにも応えます。


Kindle Oasis(キンドルオアシス)
・7インチの大きな画面
・色調調節ライトあり
・片手での操作も可能
Kindle Oasisも容量とネットワークの選択が可能です。
- Wi-fi+8GB(29,980円)
- Wi-fi+32GB(32,980円)
- Wi-fi+4G+32GB(40,980円)
Kindle PaperWhiteと比較しても倍以上の値段なので、ネックはコストにあります。
3つのモデルで唯一の7インチです。大きな画面で読みやすさが向上したにもかかわらず、重量は他のモデルとほぼ同じ。
300dpiの解像度に加え、色調調節ライトが搭載されていて、ホワイトからより暖かみのあるアンバーへと色調を変えられます。
また、Oasisにのみ搭載されているページ送りボタンによって、片手操作も可能です。
Kindle PaperWhiteを使って感じたメリット8選
読書体験は紙の本のみという人にとって、Kindle PaperWhiteを使うのは抵抗があるかもしれません。
しかし一度使えば、生活が劇的に変わる可能性があります。
そこで、筆者が実際に感じたメリットを8つご紹介します。
- 殆ど場所を取らない
- 本や漫画が今すぐ読める
- 在庫ストレスが減る
- 暗い場所でも読める
- お風呂の中でも読める
- マーカーや栞もつけ放題!
- 辞書や翻訳機能も完備
- 紙の本の質感を再現できる
殆ど場所を取らない
電子書籍端末の最大のメリットは2つの物理面にあります。
- 本の保管場所が必要なくなる
- 何冊持ち歩いてもかさばらない
この点については確実に快適で、利便性が増します。
具体例としては容量が32GBなら、本は約 440~1700 冊、漫画310冊が一つのデバイスに収納できます。
部屋が本だらけでスペースがない方、引っ越しや旅行で持ち出すことを考慮すれば、その良さは想像がつくはずです。


本や漫画が今すぐ読める
KindleにはKindle価格があり、紙の本よりも安い値段で購入が可能。
ダウンロードするだけなので、読んでみたいと思った数分後には読み始められます。
予約販売もあり、当日になれば自動的にダウンロードまでもされているという、至れり尽くせりな便利さも味わえます。
在庫切れのストレスが減る
Kindle PaperWhiteは漫画にも向いていると紹介しましたが、在庫切れで高値がついているような本も定価で購入できます。
漫画や古い本は在庫切れを起こしやすいですが、そのストレスからも解放されます。
暗い場所でも読める。寝ながらも可能
本を読むには当たり前ですが別途、ライトが必要です。
Kindle PaperWhiteは画面を明るく発光させられるので、夜のアウトドアや長距離バスなどの暗い場所でも読書ができます。
しかも、直接目を照らさないフロントライト方式のため目に優しく寝ながらでも楽しめます。
お風呂中でも読める
KindleのPaperWhiteには防水機能がついています。
お風呂で紙の本を読もうとすれば、万が一手を滑らせて湯船に落としてしまったら一巻の終わりです。
キンドルホワイトペーパーであれば、何も心配はいりません。お風呂で半身浴などをしながら、気軽にゆっくり読書を楽しめます。
マーカーや栞もつけ放題
Kindle PaperWhiteはマーカーやハイライト、栞をつける機能があります。
大事な本にマーカーを引くのが抵抗がある人でも、キンドルであれば遠慮なくつけたり消したりができますので重宝します。
辞書や翻訳機能も完備
小説などを読んでいて難しい単語があった際、Kindleには辞書機能がついているため、すぐにKindle内で意味を調べることができます。
辞書だけでなく、翻訳機能もついているので、英文の読書もスムーズです。


紙の本の質感を再現できる
Kindle PaperWhiteは「アンバーな色調調整」などの工夫により、紙の本の質感に似せることで、味気のなさは大幅に軽減しています。
ほぼ紙の質感を再現していて、筆者も周囲でKindleのPaperWhiteを使っている知人に聞いても不満の声はありません。
はじめは抵抗を感じるかもしれませんが、慣れれば違和感はありません。


Kindle PaperWhiteの仕様・サイズ感
キンドルペーパーホワイトの仕様・サイズを確認しましょう。
大きさは以下の通りです。
- 6インチ
- 縦167mm
- 横116mm
- 厚さ8.18mm
キンドルペーパーホワイトの旧モデルと比べて、最も薄くて軽くなりました。
6インチという大きさは読みやすく、コンパクトで部屋に置いても邪魔にならない絶妙なサイズ感です。
重さもほぼ感じることがなく、外出先でも読書が楽しめます。
持ち運びはキンドルペーパーホワイトが最適
キンドルは7インチサイズのの「Kindle Oasis」がありますが、携帯性ではKindle PaperWhiteの方が優れます。
カラーリングはAmazon純正カバーが全8色用意されていて、自分の好きな色でキンドルを持ち運べますよ。
Kindle PaperWhiteの操作性。スマホとの違い
より軽く、薄くなったキンドルペーパーホワイトですが、その操作性もデザインの印象そのまま使いやすいです。
外見はスマホやタブレットに似ていますが、触った感覚はまったく異なります。
レスポンスは若干ゆったり
端的に言うと、若干ゆったりとした感じを受けるかもしれません。
スマホに慣れている人であれば、一拍間が空くような感じを受けるかもしれません。
慣れると違和感はなく、本を読んでいる心地よさが生まれます。
画面の触り心地はサラサラとした印象で、ページをめくる指も滑らかに動きます。
長時間使用しても、スマホと比べて指紋なども付きづらいです。
両手で読む限りは快適
大きさはスマホよりも一回り以上大きいので、片手で持つと長時間の読書では疲れてしまいます。
しかしよく考えると、紙の本も両手で読むことが多いですよね。
その意味では、両手で使用する限りは快適に利用できます。
Kindle PaperWhiteのデメリットも正直に
紙の本に比べて圧倒的にキンドルのほうがいいかというと、そんなことはありません。
デメリットとして懸念されるポイントは、以下の通りです。
欠点はAmazonがアップデートで改善されるため最新のものだけまとめました。
ページめくり速度は慣れが必要
操作性の説明で触れましたが、スマホやタブレットと比較すると、ページめくりはゆっくりとしています。
慣れるのには時間がかかりますが、しっかりページをめくっているという感覚を持てば気にならなくなります。


WiFiがつながらないという声が多い
Kindle PaperWhiteでは「WiFi」につながらないという口コミが一部で出ています。
原則的にWi-Fiルーターの設定に問題なければ接続できますが、実際のレビューでは「つながらない」という声が出ています。


Kindleに対応しない作家や作品は読めない
読みたい本がピンポイントであった場合、中にはKindle版がない本も当然あります。
あらゆる書籍が対応しているわけではなく、特定の作家さんや作品が読めないのはデメリットです。


ハイライトがつけにくい
「Kindle PaperWhite」は気になる文字に色づけできますが、改善の余地があります。
「ポンポイントでつけられない」「記号も入ってしまう」といったように、緻密なマーキングができない点は注意しておきましょう。
白黒表示しかできない
キンドルペーパーホワイトは白黒表示しかできません。
そのため、雑誌やカラーのマンガページなどは、その良さが半減します。
装丁も含めたトータルの作品感を大切にする本については、紙で買われることをおすすめします。
Kindle PaperWhiteの注意点!広告非表示オプション
Kindle PaperWhiteの購入を決めた場合、オプション選択上で一点、非常に注意すべきことがあります。
広告ありを選ばないこと
プラス2,000円を払えば、広告を表示させないというオプションを選択できます。
しかし、その2,000円を節約して広告ありを選んでしまうと、画面内に広告が表示されるようになります。
一度広告ありで購入してしまうと、後で広告なしに変更はできないため、オプション選択は慎重に行ってください。
広告非表示オプションを選ばなかった場合
広告非表示オプションを選ばず後悔しているという方もいるかと思います。
Amazonカスタマーサービスに問い合わせると1年前以上であれば対応してくれたケースもありましたが現在は対応していないようです。


Kindle Unlimitedに加入すれば本が読み放題
もしAmazonのプライム会員であれば、追加費用なしで「Amazon Prime Reading」という読み放題サービスを利用可能です。
しかし、読み放題サービスなら「Kindle Unlimited」が断然おすすめです。
有料でもKindle Unlimitedがおすすめな理由
「Amazon Prime Reading」は書籍数が900冊程とさほど多くありません。
一方、同じAmazonの「Kindle Unlimited」は月額980円で読み放題となります。
こちらはビジネス書からマンガ、小説、雑誌、料理や音楽、キャンプなどの実用書が和書で10万冊以上、洋書にいたっては100万冊以上が読み放題に。
常に10冊の本をレンタルしている感覚
ダウンロードして保持できるのは1度に10冊までですが、読み終わった本を削除すれば、新しい本をまたダウンロードできます。
常に10冊の書籍をレンタルして持ち歩いているような感覚で利用できるサービスなので、読書ライフを充実させることができますよ。


全体のまとめ
「Kindle PaperWhiteは買って大丈夫か?」という問いに対し、結論としては今すぐ買って問題なく、それで生活が一変する可能性があるといえます。
それほどコストパフォーマンスに優れ、紙の本と併用もできるので穴がありません。
今まで本は紙で読むのが醍醐味だと言い続けてきた人でも、今では手放せなくなったということは意外に多いようです。
電車内やカフェでも、これまでのように文庫本を開く代わりに、Kindleで読書をしている人を多く見かけるようになりました。
購入を考えているなら、それぞれのメリットとデメリットを考慮した上で、実際に大型量販店で体験してみることもおすすめします。


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